ノスタルジア追想の旅 旅行記

8月16日(金) ヴォルテーラからモンタルチーノ,バーニョ・ヴィニョーニへ.

朝ヴォルテーラの街を歩いて写真を撮影. 今日はフェスタで朝からまわりは準備で大変そうだった. 街中心部にでかけ食事をした後コンビニ(SPA)で買い物をしてホテルに戻った. ホテル前ではリアカーに野菜や農具を使って飾りつけをしていた. そばにはアヒルちゃんが..どうもフェスタの後食べるために用意したみたいだった. ジャンの運転する車に乗り,高級ワイン「ブルネッロ・デイ・モンタルチーノ」の産地モンタルチーノへ.. 途中,休憩のためにレストランに立ち寄る.ウサギが急に現れ,お互いビックリ! ここでは多くの結婚式が行われるそうだ. 車はモンタルチーノに到着.ここも今日はフェスタだった. 野菜や果物が豊富で安く販売されていた. 出店を見ながらワインの販売店に到着. この販売店は城壁の中にあって,料金を支払うと城壁の上に登れるとのこと. 高いところが好きな私達は,ワインを後回しにして上へとかけ登った. まわりを見渡すと畑ばかり..しかし刈り取られた畑だったので一面茶色であった. シーズンを変えてくれば,緑豊かな大地を見ることができるだろう. 城壁から降りてワインを購入.銘柄はワイン通であるジャンが決めてくれた. モンタルチーノのぶどう畑を見ながら,車は次の目的地であるバーニョ・ヴィニョーニへ.. ここは古くからの温泉地.まず古代の温泉跡に出かけた. 最近発掘されたとのことだが,温泉水路が引かれ,足湯ができるようになっていた. その水路は崖の方へ向かっていて,崖っ縁には洗い場があった. 上からお湯が落ちてきて,打たせ湯のような仕組みになっていた. お湯は少し緑色.温度は長い水路を流れているためか,30度位であった. 近くにあるホテルのプールには人が一杯であった.ここのプールも温泉を使っているそうだ. 古代の温泉から中世の温泉プールへとやってきた. ここは「ノスタルジア」で主人公が宿泊し,ラストシーンでは温泉プールをロウソクを 灯しながら歩き,ついには倒れてしまう場所なのだ.映画の中でも地名が出てくる. この温泉プールは今は使われていないそうだが,プールには温泉がひかれていた. 映画では湯煙がなんともいえない雰囲気を出していたのだが,真夏の昼下がりでは 湯煙があがるなど期待できなかった. 写真を撮ったがこれではただのプールとしか思えない感じだった. 温泉プール周辺をあれこれ撮影した後,ちょっとした遊びをすることにした. プールを背景にロウソクを灯して撮影しようというのだ. ロウソクに火をつけるのだが,何度も消えてしまった. これでは映画のラストシーンと全く同じ状態.. あのシーンはヤラセではなかったようだ. 風をよけながらシャッターを押し続けた. 周りの人達は,「何をやっとるんだ?」みたいな顔をしている. 映画を知らない人からは,そう見えても仕方ない. 後で確認したら炎の表情が面白い写真がたくさん撮れていた. しかし,この日は日ざしが強く,古代温泉跡では日影もなくジッと 足湯を楽しんでいたので,ふたりとも暑さでバテてしまった. 連日の疲れも出てきたようなので,清美さん達との夕食をキャンセルして ヴォルテーラまで帰ることにした. ホテルにたどり着いてテレビを見たら,シエナのパリオを生中継で放送していた. 今年は出走のタイミングが合わず何度も走りなおしをしていたそうだ. テレビ中継を見ながら,早くに寝込んでしまった.

次へ 前へ

連絡先: jimcom123@hotmail.com JimCom COPYRIGHT 2003 JimCom このサイト内の画像等の情報を無断で使用する事を禁じます.

Return JimCom Page Return JimCom Home Page