DV-676A改造

リージョンフリーDVDでSACDも再生可能ということで 1年前に入手したパイオニアのDV-676A. PAL-DVDもNTSCに変換してくれるすぐれモノなのだが, 廉価版だけあって音が悪すぎ! SACD対応なのにこれでは聴く気になれず,DAC以降のアナログ回路を中心に手を加えることにした.

まず,サービスマニュアルを入手しようとしたが,DV-676Aという型番が見つからない. このプレーヤーは中国向けのようで,他地域ではDV-575として販売していたようだ. USのマニュアル屋からDV-575のサービスマニュアルを手に入れた. また,DV-575を改造しているサイトからも情報を得た.

今回手を加えたところは以下のとおり 1.音声LR部分の電解CをMUSE KZに交換し,パラでMKH Cを追加, 他の音声チャンネルと映像部分の電解CはMUSE FGに交換. 振動防止のためコンデンサをホットボンドで固定.

2.LPFのカットオフ周波数を変更. 回路図およびシミュレーション結果.

3.オペアンプをBA4560からAD712KRに交換. 4.DAC電源に470uHを追加し電源を分離. 5.マスタクロック27MHzを水晶発振から +-20ppmのクロックモジュールに変更.

音質の変化が最も顕著だったのはクロック交換で,音質だけでなく驚くほど臨場感が変化した. コンデンサなどの交換は特に高域音質の改善が見られた.

連絡先: jimcom123@hotmail.com JimCom COPYRIGHT 2006 JimCom このサイト内の画像・図面等の情報を無断で使用する事を禁じます.

Return JimCom Electronics Hobby Page Return JimCom Home Page